TOEICなどの試験を解いてると、よくこんな場面に遭遇します。
「これは〜ing形だから動名詞です。」
いや、ing形って動名詞だけでなく分詞もあるそ!!何でここは動名詞って言い切れるんだ??!!!!
このように、ing形には「動名詞」と「分詞」があります。
英語力を上げたい、そしてTOEICや大学受験の文法問題の正答率を上げたい!!という方は、これらの区別がつくようになっておく必要があります。
そこで!!この記事では、その「動名詞」と「分詞」の違いを分かりやすく解説するので、ぜひ最後までご覧ください!!
動名詞と分詞の違い
動名詞と分詞の違いは一体なんでしょうか??
これは実にシンプルで、その違いは品詞です。
動名詞は、動詞と名詞の役割。
分詞は、動詞と形容詞の役割。
この品詞の違いを頭に入れて、具体的にそれぞれを見ていきましょう!!
動名詞は動詞&名詞
冒頭に挙げたとおり、動名詞は動詞と名詞の役割を果たします。
具体例を挙げて説明します。
(私はサッカーをすることが好きだ。)
上にあげた赤文字の部分が動名詞です。
play soccerは本来の意味は「サッカーをする」ですが、このplayがplayingに動名詞化することで「サッカーをすること」といった名詞に変化します。
動名詞の一般的な訳は「〜すること」です。なので、品詞は名詞になります。では、なぜ動詞の役割を持つと言われているのか?それは、上の例に挙げたように目的語を取れる(動詞が持つ特権)からです。名詞は、名詞の後に目的語を取るなんて絶対にできません。
このように動名詞は、動詞と名詞の役割を持っています。これは動名詞という名前の通りですね。
それでは、動名詞の次は分詞を見ていきましょう!!
分詞は動詞&形容詞
分詞は、動詞と形容詞の役割を持ちます。
具体例を挙げて説明します。
(寝ている赤ん坊は私の弟です。)
上の赤字で示したsleepingという分詞は名詞(baby)を修飾していますね。
このように、分詞は形容詞の役割をします。
訳すと簡単に見分けれる
「これが動名詞と分詞か分からない…」というときは一度、以下の流れで訳してみてください。
例えば、以下の文章があるとします。
これを分詞で訳すと
「私はプレイするサッカーが好きです。」
そして、動名詞で訳すと
「私はサッカーをすることが好きです。」
これはどうみても動名詞の意味が通じて、playingは動名詞であることが分かります。
ちなみに、ここで気づいた方がいるかもしれませんが、分詞と動名詞で訳す順番が違います。
分詞は「〜ing(分詞)から名詞に向けて訳す。」
playing(プレイする)サッカー
対して、動名詞は「名詞から〜ing(動名詞)に向けて訳します。」
サッカーをplaying(プレイする)
このコツを抑えて、ぜひ文法問題を攻略してくださいね♪