英語の限定的用法と叙述的用法って一体なに??

この記事では限定的用法と叙述的用法について解説します。

この2つの意味から丁寧に解説するよ!

限定的用法

限定的用法は、限定という名の通り、名詞を限定する役割があります。

名詞を限定ってなんぞや・・

名詞を限定とは非常に回りくどい言い方ですが、簡単にいえば「〇〇の」と名詞の前につけて修飾するだけです。

もう少しわかりやすく説明してくれ。

例えば・・・・・

「ここに人がいます。」

え?!人?!いきなり何?!そして、これは誰?!

これが誰かというと、隣の家の人です。
= next door person.

こんな感じで、漠然としていた人が「隣の家の人」と限定されましたね。
このような働きをする形容詞を、限定的用法といいます。

まぁ、まとめると名詞をより限定的にする形容詞ですね。

では、ここで一旦あと一方の叙述的(じょじゅつてき)用法をみてみましょう。

叙述的用法(じょじゅつ)

まず、叙述の意味から説明します。

叙述

意味 物事について順を追って述べること。また、その述べたもの。
まじわけわかんね〜〜

おそらくこれを見ただけで、叙述を把握できた人はいないと思います。
なので、もう少し噛み砕いて説明します。

叙述とは、本当にシンプルにいうと、物事について述べることをいいます!!

とても意味が普通になったなぁ・・なぜ昔の人はこんな難しい単語を使いたがるんだろうなあ

では、この叙述を今回の英語に当てはめて考えます。
叙述とは物事について述べることをいうので、形容詞の叙述的用法とは、形容詞が修飾すべき名詞に対して述べることを指します。

=物事(名詞)について述べるという意味になる。

名詞について述べるということは、名詞を修飾していますよね。
だから形容詞の役割になるのです。

では、実際どのように修飾しているのか?具体例をみてみましょう。

Taro is beautiful.
(太郎は綺麗だ)
太郎が綺麗ってあまり聞かない例文だけど大丈夫か・・・

このように、上の例文では、太郎という名詞に対して綺麗だ!と述べていますよね。
これが叙述です。

叙述について触れたところで、ここまで説明した「限定的用法」と「叙述的用法」の違いを比較しましょう!

限定的用法と叙述的用法の違い

二つの違いは、ずばり「直接修飾しているか関節的に修飾しているか」です!!

例に上げると限定的用法は、名詞を「〜の(とある名詞)」と直接的に修飾しています。
対して、叙述は「(とある名詞)は〜です」と名詞に対して述べており関節的に修飾しています。

これが違いです!

二つの位置についても教えてくれ

それぞれの位置に関してですが、これは日本語とよく似ています。

せっかくなので軽く例をあげて一緒に考えてみましょう。

「太郎は賢い」これはどちらでしょう?
日本語の語順通り、叙述的用法でTaro is smart.が正解ですね。

では、「美しい花がある」はどちらでしょう?
これも日本語の語順通り、限定的用法でThere are beautiful flowers.ですね。
ただ、当然上の文は beautiful flowers!!と単体で言うこともできます。
日本語で「美しい花!!」といっても伝わるのと同じですね。

しかし、丁寧にいうなら叙述してあげたほうがよいのです。
なので、叙述的用法を用いればThere are beautiful floweresといいます。

このように名詞を修飾するには、限定的用法と叙述的用法の二つがあります。
叙述は回りくどく名詞を説明するので、長ったらしいですが丁寧なので覚えておきましょう。