【もう悩まない!!】mayとmightの意味と使い分けを徹底解説!!

この記事では、助動詞のmayとmightを解説します。

・mayとmightの意味ってなんだっけ?
・mayとmightの意味って沢山あった気がするけど忘れちゃった・・
・mayとmightって実際にどうやって使い分けるの?

このような疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事をご覧ください。

mayとmightの意味は?

mayの意味

mayの意味は以下の4つです。

mayの意味

  1. 許可「〜しても良い」
  2. 可能性の推量「〜かもしれない」
  3. 祈願「〜でありますように」
  4. 目的・譲歩「~するために」

重要度★★★ 許可「〜しても良い」

これは同じ許可を意味するcanより形式ばった言い方です。
「〜しても良いよ」というニュアンスは、上から目線な印象を与えてしまうので注意が必要です。

You may swim.
(泳いでも良い)

ただ、許可を求めるときの疑問で使う場合はcanより丁寧になります。

may I ask you something?
(お伺いしてもよろしいですか?)

ちなみに、mayは助動詞なので、助動詞に続く動詞は原型でなければいけないというルールは押さえておく必要があります。

「正直、助動詞がいまいち完璧じゃない・・」「助動詞のルールが曖昧になってる・・」という方は、先にこちらの記事『英語の助動詞10選!!助動詞の本質的意味と絶対に押さえるべきポイントとは?』を見てみることをオススメします。

重要度★★★ 可能性の推量「〜かもしれない」

この「〜かもしれない」と言った推量の度合いは丁度50%と言われています。

That may be true.
(それは本当かもしれない。)

本当か否かの推量は50%であることを示す。

重要度★★ 祈願「〜でありますように」

前の二つより重要度は下がりますが、覚えておいて損はない意味です。

重要度★ 目的・譲歩「~するために」

正直、この意味はほとんど出てきません。
ただ、こんな意味もあるんだなぁと頭の片隅に入れておくだけでも良いかもしれません。

否定のmayの意味は?

mayの否定は「〜してはいけません」です。
これはmayの許可「〜しても良い」が否定になっただけなので安心してください。

ただ、mayの許可がフォーマル(公的)で堅い言い方だったのと同じで、このmayの否定もフォーマルで堅い使い方をします。

mightの意味

mightはmayの過去形です。
ただ、それは文法的なものであって意味的には過去の意味はありません。

文法的とは、時制が過去の時(文が過去の内容だった時)はmayではなく、mightになるといった意味です。

mightの意味はmayほど多くありません。
主に押さえておきたい意味は1つだけです。

重要度★★★ 可能性の推量「(もしかしたら)〜かもしれない」

これはmayよりも推量の度合いが低いです。

助動詞には過去形になれば、その分推量の度合いが下がる傾向があります。

さて、ここまでmayとmightの意味を見てきましたが、具体的にどのように使い分ければ良いのでしょうか?

具体的な使い分け方を見て行きましょう。

mayとmightの使い分け

mayとmightの使い分けに関しては、海外の掲示板でも議論されています。
今回は、信ぴょう性の高い海外の掲示板から、mayとmightの使い分け方を引用します。

下は海外のサイトから引用してきた文章だから流し読み程度で良いよ!!

タイトル:May vs. Might: What’s the Difference?
(mayとmightは何がちがうの??)

You will want to be clear when you go to tell your friends whether or not your received permission. For example,

I may not go to the movies tonight.

When you say this, do you mean “I am not allowed to go to the movies tonight” or do you mean “I might not go to the movies tonight.”?

In situations like this, it’s best to use might to avoid any confusion that might arise.

I might not go to the movies tonight.

May vs. Might: What’s the Difference?

このシチュエーションは以下の通りです。

あなたは友達を遊びに誘って、その友達が遊びをオッケーしてくれるか断るかはっきりさせて欲しいのだが、その友達はこう答えた。

I may not go to the movies tonight.

このようにmayを使うと、mayには「許可(〜しても良い)」と「可能性の推量(〜かもしれない)」の2種類があるので、2種類の回答が生まれる。
まず一つ目は「私は今夜映画へ行くことが許されていない。」そして二つ目は「私は今夜映画に行けないかもしれない」。
この二つは大きく意味が異なるので、君の回答はどっちなの??と困惑する。

しかし、ここでmightを使うと、mightは「可能性の推量(もしかしたら〜かもしれない)」の意味しかないので、困惑することなく回答を受け取ることができる。

なので、このようなシチュエーションではmightを使うべきだ!!と言っている。

つまり、mayはたくさん意味が含まれている分、相手に伝わりづらい。
なので、可能性の推量(〜かもしれない)を示す場合はmightを使うべきです。

そして、許可(〜しても良い)の意味は、mightにはその意味がないためmayを使います。
ただ、mayは「〜しても良い」といったフォーマルで堅い口調なのでcanが用いられることが一般的です。

つまり、mayは実際は、日常生活みたいなフォーマルな場以外ではあまり使われないってことか。こんなに意味があるのにもったいないな・・・

mayとmightの違いがわかっていただけたところで、mayとmightを使った重要表現を見ていきます。

mayとmightを用いた重要表現

may [might] well の表現

これはmayもしくはmightの推量に、wellの強調が加わることで推量の度合いが高まった表現になります。

なのでmayの推量「〜かもしれない」がパワーアップして、「十分に〜かもしれない」という意味になります。

may [might] well + V

意味 十分に〜かもしれない、〜するのももっとも(当然)だ

ちなみにmayよりもmightの方が推量の度合いが低くなるので、必然的にmay wellよりmight wellの方が推量の度合いが低くなります。

may [might] as well の表現

続いてはmay as wellの表現です。
これは先ほどのmay wellとあまり見た目は変わりませんが、意味は大きく変わります。

この意味は「~した方がいい、~した方がよさそうだ、〜しても良い」といった意味があります。

なんか意味が多くて中途半端だね・・・・
その通り。このmay as wellのコアイメージは「(別にやらなくてもやっても変わらないけど)〜しても良い」だからな。このようにコアのイメージが中途半端だから意味も中途半端になる。

このようにmay as wellは「(別にやらなくてもやっても変わらないけど)〜しても良い」といった意味が根底にあります。
これは、as well自体が「〜もまた」といった並列的な意味があるので、中途半端な意味になったと捉えることができます。

以上がmayとmightの違いです。
このサイトでは他の助動詞の違いについても解説しているので、興味があればぜひご覧ください。