第4文型とは?動詞も一覧で紹介

この記事では第四文型を紹介します。

第四文型を理解できれば、リーディング速度が向上するのでここでマスターしましょう。

第4文型とは?

第4文型とは、主語+動詞+目的語+目的語(SVOO)で構成される型を指します。

つまり動詞の後に目的語が連続で続いているものが第4文型です。

そもそも目的語とは?
目的語とは他動詞の対象となる言葉。文中に1個の場合と2個の場合がある。

それでは、どういう時に第4文型が出てくるのでしょうか?それを今からみていきます。

誰に何を?!とツッコミたくなれば第4文型?!

さて、第4文型は一体どういう時にでてくるのでしょうか?

実は第4文型になるかどうかは動詞で全てが決まります。

例えば、その動詞のみで話した時に『誰に?!』『何を?!』と突っ込めれたら第4文型です。といわれてもパッとしないと思うので、以下に圧倒的語彙力が不足している問題児を例にあげて紹介します。

ねぇねぇ。私あげたの。
は?!誰に?!何を?!
お母さんにお花をあげたの。
おお!!(いいやつやん。語彙力ないけど)

この「あげる」は、必ず『あげる相手』と『あげたもの』があります。つまり、それを対象にします。

このように『行為の相手』と『行為の対象になるもの』がある場合は、第4文型を取ることが多いです。例えば・・・

・私は買ってあげる。
=>誰かに何かを買ってあげた。

・私は料理してあげる。
=>誰かに何かを料理してあげた。

などです。なので、buyやcookは第4文型になります。

ただ、必ず第4文型になるか?と言われたらそうではないです。なぜなら「私はジュースを買う」のように対象が自分のときもあるからです。あくまで「買ってあげる」という対象が誰かいる場合に第4文型になります。

そして、第4文型の語順は先に『行為の相手(誰に?の部分)』をおいて、次に『行為の対象になるもの(何を?)』を置きます。誰に?何を?で覚えると良いですね。以下、例文です。

I give my mother flowers.
(私は母に花をあげた)
ふむふむ。あれ・・これってI give flowers to my motherとも言えそうだね。
良いところに気がついたな。そのとおり、第4文型は第3文型に変換可能なのだ。次はそれについて説明する。

第4文型は第3文型に変換できる?

第4文型は第3文型に変換できます。

例えば「give」を例にあげて説明します。

文型
第4文型 I give my mother flowers.
第3文型 I give flowers to my mother.
このtoは『〜に。』の到達を示すtoだね。まぁ『誰に?』『何を?』の語順を入れ替えてto付ければいいだけだよね!単純単純!!
いや。実はtoともう一つ・・forになる動詞もあるんだ。

to型とfor型

forを使う代表的な動詞はbuyです。

文型
第4文型 I buy my mother flowers.
第3文型 I buy flowers for my mother.
え?!なんでbuyはforになるの!!法則を教えて!!!
わかった。とりあえず今からtoになる動詞とforになる動詞を並べる。そしたら法則がつかめると思う。

to型
与える、提供する、見せる、貸す、教える

buy型
買ってあげる、料理してあげる、注文してあげる、見つけてあげる

うーん・・ごめん!全然わからない!教えて!
ふむ・・これはズバリ直接的か間接的かの違いだ!

to型は『その場に相手がいて直接相手に〇〇している』のに対してfor型は『相手がいなくても間接的に〇〇している。』ことが分かると思います。
別の言い方をすると『toは相手に到達している。forは相手に到達していない』とも言えます。

例えば、見せるは見せる対象が相手に到達しているのに対して、買ってあげるは相手にその商品は到達していない。この違いです。

それでは、ここで第4文型になる動詞をザッとto型とfor型で分けて紹介します。

第4文型になる動詞の一覧

to型
give(与える)、lend(貸す)、pay(支払う)、show(見せる)、sell(売る)、offer(提供する)、wish(望む)、write(書く)、read(読む)、tell(話す)、hand(手渡す)、pass(手渡す)、award(授与する)

for型
buy(買ってあげる)、cook(料理してあげる)、get(手に入れてあげる)、call(呼んであげる)、order(注文してあげる)、save(とっておいてあげる)、prepare(準備してあげる)、find(見つけてあげる)、fix(作ってあげる)

ふぅ!ややこしいけど、これって誰に?何を?ていう法則が共通しているから、少しずつ覚えていくね!!これで第4文型もマスターか!
いや、実は最後に絶対に押さえておくべき箇所がある。それが例外の動詞だ。

第4文型にならない例外の動詞もある

これまで『誰に?』『何を?』と突っ込めたら第4文型になるとお話しました。

しかし、動詞の中には明らかにつっこめるけど第4文型になれない動詞が存在します。

第4文型になれない動詞
explain(説明する)、suggest(提案する)、propose(提案する)、introduce(紹介する)、inform(知らせる)、remind(思い出させる)、convince(納得させる)、persuade(革新させる)

これらは第4文型にならず、第3文型でとどまっておく必要があります。

・explain B to A 「AにBを説明する」
・suggest B to A 「AにBを提案する」
・propose B to A 「AにBを提案する」
・introduce B to A 「AにBを紹介する」

・inform A of B 「AにBを知らせる」
・remind A of B 「AにBを思い出させる」
・convince A of B 「AにBを納得させる」
・persuade A of B 「AにBを確信させる」

え!!なにこれ!!ややこしすぎる!!これも法則があるの??
残念ながらこれに法則はない。なぜならゲルマン語が語源か?ラテン語・フランス語に語源か?といったどうしようもない問題だからだ。
うーん・・それなら覚えるしかないか・・・
ネイティブは区別してるの?
実際にexplainなどに関しては、第4文型で使っているネイティブがかなりの割合でいるみたいです。ただ、受験英語やTOEICなど厳密さを求められる場合は押さえておいたほうがよいでしょう。

まとめ

最後にここで紹介したポイントをおさらいします。

記事のまとめ

  1. 第4文型は『誰に?』『何を?』の順番
  2. 第4文型と第3文型は互いに変換できる
  3. 第4文型になれない例外もある

この記事では、第4文型以外にも「品詞ってなに?」「助動詞ってなに?」といった基礎的な内容を多く解説しています。もし、少しでも自信がない方はぜひ御覧ください。そして、今ならオンライン英会話の無料体験ができるので是非一度経験してみてくださいね。『レアジョブの無料体験の詳細をみる