強調のdoとは?reallyとの違いも解説

英語を勉強していると突然、このような文章に出くわすときがあります。

I did know it.
あれ?これ間違っているよ。I didn’t know it(私はそれを知らなかった)の間違いじゃないの?
いや、これは合っている。強調のdoというんだ。

強調のdoとは?

強調のdoとは助動詞の一種で、これを動詞の前につけることでその動詞を「ぜひ」「本当に」「確かに」のように強調する事ができます。

以下例文です。

I do know it.
(私は本当にそれを知っている。)

強調のdoもdoes,didに変化する

強調のdoも三人称単数で現在(she,heなど)の時は『does+動詞の原形』になります。
過去形の時は『did+動詞の原形』にします。

She does know it.
(彼女はそれを確かに知っている。)

She did know it.
(彼女はそれを確かに知っていた。)

これは疑問文に使うdoと同じだね。そして、動詞の原型は絶対!!なんだね。
そういうことだ。

reallyとの違いは?

reallyは「本当に」という意味です。

では、このreallyとdoはどのような違いがあるのでしょうか?

実はこのdoは「(〜ではなく)本当に」という、意味です。

AとBの選択肢があったときに「私は(Bではなく)Aだと思う。」という意味です。他にも「I did know」なら「私は(知らないのではなく)本当に知っている」という意味になります。つまり、反対の方を否定するニュアンスがあります。

一方reallyは、ただ強調するという意味です。

「本当に」という意味でもアプローチの仕方が異なるんだね。

【最後に】強調のdoを使った会話文

最後に、これまでのことを踏まえて会話事例から強調のdoをおさえましょう。

Do you love me?
私のこと愛してる?

Yes. I do love you.
私は本当に愛している。

以上が強調のdoの使いかたです。