英語のeverとbeforeの使い分けを徹底解説!!

突然ですが、私はこれまでアメリカに行ったことがない。

これを英訳すると、一体どうなるでしょうか?

「これまでに」という英文を考える際、everとbeforeが挙げられます。
では、この文章ではこのeverとbeforeどちらを使えば良いのでしょうか?

この疑問は、この記事を読むとすんなり解決できます。
この文章はもちろん、everとbeforeを明確に使い分けたい方は、ぜひ最後までこの記事をご覧ください。

everとbeforeの違いとは?

まず、一つ言えることとしてeverとbeforeはどちらとも「これまでに」という副詞です。
では、everとbeforeの違いは何でしょうか?
それは以下の二つです。

①肯定文と否定文で異なる
②それぞれが持つ範囲の違い

それでは、今から一つ一つ解説していきます。

①肯定文と否定文で異なる

everは疑問文と否定文にしか使う事ができません。
つまり、everは肯定文では使うことができないのです。

対して、beforeは肯定文の平叙文※で用います。

※平叙文とは?
疑問文・感動文・命令文に対して、特別な修辞を用いずに物事を客観的に述べる形の文。

少し細かく言うと・・
実はbeforeは肯定だけでなく否定文と疑問文にも使えます。しかし、否定文と疑問文の場合はeverを使うので必然的にbeforeは肯定文の時しか使われないと言えます。

②それぞれが持つ範囲の違い

everとbeforeの違い二つ目は「範囲の違い」です。
具体的に述べると、everは「生まれてから一度も」という範囲に対して、beforは「以前」という意味合いがあります。

このように、everとbeforeでは範囲に差があります。

ever使わなくても否定できる?!

ここまで否定文に使うeverを解説してきましたが、everを使わなくても、単なる否定形を用いたら「〜したことがない」という表現になります。
例えば以下のような文です。

I have not been to Hokkaido.
(私は北海道に行ったことが無い)

これは「これまで北海道に行ったことがない」という意味にも捉えることができます。
だから、everなんて必要ないのでは?と思う方も少なからずいるでしょう。

しかし、everを使う理由は明確に存在します。
一体なぜeverを用いるのでしょうか?

それは「今まで行ったことが無いことを強調するため」です。

本当にこれまで行ったことないの!!これは確信持って言える!!
など、「これまで〜したことが無い」を強調したい場合にeverを使います。

日本人がこれまでにと付ける時と同じ心理です。

最初の問題を解いてみよう!

それでは、ここで最初に提示した文章に戻ります。
最初の文章はこれでした。

私はこれまでアメリカに行ったことがない。

これはeverとbeforeどちらを使うでしょうか?

そうですね。これは「行ったことが無い」という否定文なのでeverを使います。
どうでしたか?
everとbeforeの違い、わかっていただけましたか??

この記事では、他にも気になる疑問をたくさん投稿していく予定なので、ぜひ他の記事もご覧ください♪