「books」はブックズといい、「girls」はガールスと言う。
「いや・・・”ス”か”ズ”のどっちかに統一しろよ!!」
こう思う人も多いのではないでしょうか??
ただ、この使い分けは実は単純で、誰でもすぐに使い分けることができます。
この記事では、この英語の複数形で”ス”か”ス”の発音の使い分けを解説します。
英語には有声音と無声音がある
英語には有声音と無声音があります。
今回の”ス”と”ズ”の使い分けはこの二つが大きく関わっています。
逆にこの有声音と無声音を理解すれば、直ぐに”ス”と”ズ”を使い分けることができます。
結論からいうと、有声音の場合は「ズ」、無声音の場合は「ス」です。
では、今から有声音と無声音についてみていきましょう。
有声音の特徴
有声音は「ア」や「イ」などの声帯を振動させて出す音です。母音は全て声帯を振動させて発音しているので有声音になります。
英語の語尾で例を挙げると「e」「d」「l」「r」などです。
有声音の単語例
以下は有声音の単語例です。
・girl(少女)
・apple(リンゴ)
・pencil(ペン)
・paper(紙)
無声音の特徴
無声音は空気を吐き出すように発音すると出る「スッ」や「シッ」などの音を指します。
身近な例を挙げるとするなら、舌打ちをするときの「チッ」や静かにさせるときに使う「シッ」などは無声音です。
英語の語尾で例を挙げると「k」「p」「h」「t」などです。
無声音の単語例
以下は無声音の単語例です。
・roof(屋根)
・book(本)
・soup(スープ)
・map(地図)
喉に手を当てると一発で分かる
有声音は声帯の振動を使って発音します。
なので、有声音を発した時は喉が振動するので、今の発音って有声音?無声音?と分からなくなった時は喉に手を当ててみてください。
喉に手を当てて振動したら有声音です。
試しにgirlの語尾である「ル」を喉に手を当てながら発音してみてください。
喉が振動しているはずです。
そして、bookの語尾である「クッ」を息を吐くようにして発音してみてください。
喉は振動しないはずです。
このようにして有声音と無声音の見分けると、あとはそれぞれでスとズを変えるだけで使い分けることができます。
以上が、スとズの見分け方です。