onlyのややこしさを体感するために簡単な例を出します。
下にそれぞれonlyの位置が異なる文章が3つあります。
only I can eat Natto here.
I can eat only Natto here.
I can eat Natto only here.
実は、これら3つは全く意味が異なります。
そしてもし「I can only eat Natto」と外国の方に言った時は、目ん玉が飛び出るでしょう。
この記事では、このonlyの意味と正しい配置の仕方を解説します。
この記事を読むことで、上にあげた3つの文章はもちろん、onlyの使い方をマスターできるので、ぜひ最後までご覧ください。
onlyの意味
onlyの意味は「〜のみ」「唯一の」です。
つまりonlyがもつコアのイメージは「たった一つ」を意味します。
このようにonlyの意味はシンプルなのですが。問題はonlyの位置です。
次はこの位置について見ていきます。
onlyの位置
onlyは「対象の語の直前に置く」という事を抑えれば良いです。
そしてonlyの後の語を「〜だけ」と修飾します。
以下に例をあげます。
私だけがゲームをする。
確かに一般的に副詞は名詞を修飾しません。
しかし!!
一部の副詞(quite, even, only, just)は名詞にかかることが出来ます (英文法解説、p.132より)。
このようにonlyは特殊です。
本来なら名詞を修飾することがない副詞でもonlyは特別なのです。
ただ、そんなややこしいonlyですが、日常生活で「私だけは違う」や「それはあなただけだ」と言ったセリフはよくあります。なのでonlyは日常生活に欠かせない語なんです。
ここでonlyの意味をまとめると、
onlyは「〜だけ」と限定したい語の前に配置する。
冒頭にあげた問題を解く
これを踏まえた上で、最初に提示した3つの文章を和訳してみましょう。
only I can eat Natto here.
I can eat only Natto here.
I can eat Natto only here.
まず、一つ目は
(私だけがここで納豆を食べれる)
そして、二つ目
(私はここで納豆だけ食べることができる)
そして最後
(私はここだけで納豆を食べることができる)
ちなみに、冒頭であげた例文
I can only eat Natto.
だと私は納豆だけ食べることができる。となって「納豆一筋の人」と話題の中心になるでしょう。
このように、onlyの位置が違うだけで意味が大違いになってしまいます。
なので、onlyの位置だけは気をつけましょう。